NPOブックスタート Bookstart Japan

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外国人親子も歓迎 ~やさしい日本語+13言語で〈あいさつポスター〉完成!

外国人親子に安心してブックスタート会場に来てもらえるよう、「こんにちは」「赤ちゃんに絵本をプレゼントします」という文章を、やさしい日本語と13言語*で併記したポスターを作成しました。
国籍や言語、文化は違っても、同じ地域に暮らす市民として歓迎していることを伝えられるように――。そんな願いを込めて作ったポスターです。
* 採用した13言語は、0~1歳の在留外国人の約9割をカバー。「在留外国人統計」(法務省 2022年6月)および各国のおもな公用語に関する情報をもとに集計。

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母語のあいさつで伝える「ウェルカム」メッセージ
作成にあたり、参考にしたのは神奈川県藤沢市のブックスタート会場に掲示されていたポスターです。外国人親子にも「ウェルカム」という思いを伝えたいと担当者が作成しました。

9言語で「こんにちは」にあたるあいさつを書き、ブックスタート会場入口に掲示しています。対象者のなかには自分の母語を目にして、嬉しそうな表情を浮かべる方もいるそうです。
外国人保護者にとって母語でのあいさつは、自分の言語や存在が認められている、地域で歓迎されているという嬉しさにもつながるのではないでしょうか。
13言語に翻訳した「こんにちは」には読み方のカタカナも添え、スタッフが親子の母語で挨拶もできるように工夫しています。

安心して参加してもらいたい
ポスターの作成を進めるなか、外国人保護者のなかには、「ブックスタートって何?」「お金がかかるの?」と不安に思っている方がいるとのご意見をいただきました。
それを聞いた時に思い出したのが、健診会場で以前目にした、外国人保護者が「ブックスタートには参加しない」とジェスチャーで伝えていた姿です。もしかすると、その方は事業内容がよく分からず参加を見合わせたのかもしれません。
そこで、ポスターには絵本をプレゼントしていることも書き、併せて会場の写真を掲載することで、保護者の不安を解消することにしました。

他団体の協力を得て翻訳文をチェック
文章の翻訳については正確なだけでなく、外国人保護者にとって分かりやすいものであることが大切だと考えました。
そこで「東京都つながり創生財団 多文化共生課」に監修をお願いしました。

東京都つながり創生財団 多文化共生課 梅田弘美さん(右)野村雅美さん(左)。 都内区市町村や支援団体などと連携し在住外国人支援に取り組んでいる。

各言語の監修者からの「趣旨にあった柔らかな表現がいいのでは」「間違いではないが、語順を変更した方がより自然になる」というアドバイスをもとに翻訳文を作成しました。

また、東京都つながり創生財団に担当者がいない言語については、新宿区立大久保図書館を通じて日本語学校*に協力を依頼。一般の方に分かりやすい表現を提案してもらいました。
* カイ日本語スクール、友国際文化学院。新宿区立大久保図書館の多文化サービスはブックスタート・ニュースレターNo.56 でご紹介しています。

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さまざまな人のアイデアや意見をもとに作成したこのポスターが活用されることで、外国人親子がブックスタート会場に気軽に立ち寄り、地域社会へつながっていく手助けとなればと思っています。

<ブックスタート実施自治体の方へ>
ポスターのデータ(PDF)を無料で提供しています。
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