NPOブックスタート Bookstart Japan

自治体の方へ

ブックスタート事業を運営する
PROGRAM

様々な機関が連携、市民ボランティアと協働

様々な機関が「連携」
市民ボランティアと「協働」

ブックスタートは、市区町村単位の事業として、主に自治体の財源で実施されます。事務局を担う機関や対象月齢、実施機会は、自治体ごとに最善な形が決められるため異なりますが(下グラフ参照)、図書館、保健センター、子育て支援課など、子どもに関わるさまざまな部署が、連携して事業を行います。多くの自治体で、市民ボランティアとの協働事業となっていることも特徴です。
事業を行う自治体は、ひと組ずつの親子に、読みきかせの「体験」とともに「絵本」を手渡すほか、配付絵本の選考と手配、ボランティアの養成、市民への広報、ブックスタート後のフォローアップ事業などを行います。
当NPOでは、各自治体に向けて、事業運営に役立つ情報・資料の提供や、非営利価格での絵本の販売、研修への講師派遣等、各種サポートを行っています。まずはお気軽にお問い合わせください。

図とグラフで知るブックスタート

連携体制の例

子育て支援課 保健センター 図書館 市民ボランティア

ブックスタートの実施

事務局を担う機関

事務局を担う機関

  • 図書館・図書室
  • 生涯学習課・社会教育課など
  • 保健センター・健康推進課など
  • 子育て支援課・こども課・福祉課など
  • 社会福祉協議会・住民課・総務課など

実施機会

実施機会

  • 集団検診
  • 集団の母子保健事業
    (育児相談・BCG予防接種など)
  • 家庭訪問
  • 複数の機会で実施*
  • その他

*複数の機会とは、図書館での機会に加え、1歳6か月児集団健診での実施など。

対象月齢

対象月齢

  • 〜4か月
  • 〜7か月
  • 〜10か月
  • 〜12か月
  • 〜2歳

対象月齢が複数月齢にまたがる場合、上限の月齢で集計
(例)対象月齢が「4~6か月」の場合「~7か月」として集計。

円グラフの単位:% 
NPOブックスタート調べ(2021年3月)

事業としてのいくつもの役割

ブックスタート事業には、いくつもの役割があります。異なる分野で、それぞれの役割を活かすことで、赤ちゃんの幸せと保護者の子育てを、多方面から応援することができます。

  1. 1母子保健の事業として

    絵本でのふれあいを通じ、親子の愛着形成を促します。ブックスタートでの楽しい思い出が、乳幼児健診全体のイメージをよくし、受診率や満足度を向上させます。

  2. 2子育て支援の事業として

    ひと組ずつの親子と向き合う時間がとれるため、親子に寄り添った言葉かけや、ニーズに合わせた子育ての情報提供が行えます。保健師・図書館職員・市民ボランティアなど、子育てを応援する地域の人の存在を、保護者が身近に感じる機会をつくります。

  3. 3読書支援の事業として

    絵本に親しむきっかけや図書館の情報を、赤ちゃんのいるすべての家庭に、直接届けられます。絵本への関心が低い家庭や、早期教育のように捉えている保護者に、赤ちゃんと絵本をひらく楽しさを伝えることができます。

  4. 4まちづくりの事業として

    市民を含む多くの人が事業にかかわることで、地域の中に、子育てをあたたかく見守る人を増やします。施政方針を象徴する事業として「まちが子育てを応援している」という具体的なメッセージを市民に届け、子育て世代のまちへの愛着を深めます。

当NPOでは、さまざまな分野での事例を全国の自治体から集め、ご相談内容に応じて紹介しています。お気軽にお問い合わせください。