「子どもが『本を読んで!』というのは、『一緒にいて!』ということです。」
「『赤ちゃんの幸せ』はみんなの願いですが、赤ちゃんの幸せは『お母さんの幸せ』にかかっているのです。」
当NPO初代理事長を務めた松居直が、絵本と言葉がもたらすものについて考察した、発言の記録『絵本は心のへその緒』。2022年11月17日と18日に、朝日新聞朝刊 「折々のことば」でも取り上げられ、大きな反響をいただいています。
先日、本書を読まれた現在子育て中のお母さまが、嬉しいメッセージを寄せてくださいました。ご承諾を得て紹介します。
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赤ちゃんに語りかけたり、絵本を一緒に読んだり。
自然とやっている人も多いと思うけれど、それがいかに大切なのかが伝わってくる本でした。言葉の大切さも改めて感じました🍀
印象に残っている言葉は沢山あるけれど、特に「赤ちゃんの幸せはお母さんの幸せにかかっている」という言葉がグッときました。
息子が生まれてから、ずっと息子、赤ちゃんみんなの幸せを願ってきたけれど、私に対して声をかけてもらったように感じて✨
この本を読んで「ブックスタート」という素敵な言葉も知りました!
親だけでなく、赤ちゃんや赤ちゃんを育てている人が周りにいる方に、是非読んでもらいたいな〜と思います。
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親と子が「共に居る」こと。
その生活と時間と空間の中に「言葉」があること。
そして、「読み手」と「聞き手」がその言葉の喜びを「共有(share シェア)することに」、絵本の最も大切な意味と役割があると松居は考えていました。
すべての赤ちゃんが、豊かな子ども時代を過ごせるように――。
「絵本」を通じてできることを、これからも考えていきたいと思います。