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[大分県日出町] メモリアル手形アート×ブックスタートで参加率アップ!/コロナに負けない!16

自治体に生まれた「すべての赤ちゃん」を対象に実施されるブックスタートですが、コロナ禍を受け、今、多くの地域でその参加率が課題です。
今回の読みものでは、赤ちゃんの手形・足形アートのイベントと組み合わせる工夫、参加率アップに結び付いた事例を紹介します!

* * *

大分県日出町(ひじまち)では、もともと4か月児健診でブックスタートを実施していました。
しかし、コロナ禍で健診が個別受診となったため、現在は図書館で事業を行っています。

集団健診で実施していたときは、ほぼ100%だった参加率。2022年度に入ってからは50%を切る状態が続き、図書館の担当者は、何か対策できないかと考えていました。

そこで、連携機関である子育て支援課に相談。
「参加率を上げるためには、絵本に関心のない人にも来てもらえるような工夫ができるといいよね」
という話になりました。

日出町では、社会福祉協議会が子育て支援施設「HUGくみ(はぐくみ)」を運営しています。

「HUGくみのイベントと、ブックスタートとのコラボ企画を行えば、参加率が上がるかもしれない」

そう考えた担当者は、子育て世代へのアピールや図書館での情報発信も兼ねて、出張イベントをしてもらえないかと社協に相談しました。
この相談を社協は快く引き受けてくれ、どんなイベントなら親子に参加してもらえるかHUGくみからアイデアを出してもらい『ブックスタート × メモリアル手形アート』を行うことになったのです。

↑ コラボイベントのチラシ

7月14日に行われた初回には、9組の親子が参加しました。

まずは図書館でブックスタート。海の中を思い起こすような楽しい装飾が施された部屋で、アクリル板越しに読みきかせを行いました。

感染対策を徹底しながらも、親子が楽しめる雰囲気を大切にしています。

その後、親子は「メモリアル手形アート」に参加。赤ちゃんの手形や足形を押して、巾着袋づくりを楽しみました。

「図書館に来るよい機会になりました」
「長男のときにもらった絵本をボロボロになっても読んでいます」
など、保護者からはイベントやブックスタートについて好意的な感想が多数寄せられたとのこと。

図書館では、今後も親子のニーズを考えながら柔軟にコラボ企画を続けていくそうです。

図書館、子育て支援課、社会福祉協議会が連携しながら、親子が参加したくなるような企画を考えてブックスタートを実施する日出町。
不安や心配が絶えない状況の中でも、町のいろいろな人々の協力や工夫によって、赤ちゃんと保護者の笑顔が生まれていることが伝わってきますね。