NPOブックスタート Bookstart Japan

自治体の方へ

「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査 2020 

約8割の自治体が、赤ちゃんに絵本をプレゼント
日本におけるブックスタートの開始から 20 周年を迎えたのを機に、当 NPO では「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査を実施しました。
その結果、全国の78.6%にあたる1,368市区町村で、赤ちゃんへの絵本贈呈事業が実施されていることが明らかになりました。
事業の主管部署は図書館・図書室が約半数を占める一方、8割以上の自治体では母子保健事業時に絵本を贈呈。親子のコミュニケーションツールである絵本を仲立ちとして、異なる分野の機関が連携し、赤ちゃんの成長や保護者の子育てを応援していることが分かりました。

■ 調査概要
内容
自治体在住の赤ちゃん(0~1歳児)全員を対象に、絵本を贈呈する事業の実施状況
※ 読みきかせの「体験」と「絵本」をセットにして贈呈するブックスタート事業のほか、絵本贈呈のみを行う事業についても調査。
対象
全国の自治体(1,741市区町村)※区は東京23特別区
方法
自記式質問紙調査
① 当NPOを通じてブックスタートを実施している自治体(1,066市区町村)「2020年度 実施状況確認シート」
② ①以外の自治体(675市区町村)「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査質問票
時期
2021年3月
回収数
1,498市区町村(86.0%)

■ 結果① 実施状況
全国の78.6%にあたる1,368市区町村が、赤ちゃんへの絵本贈呈事業を実施。
人口規模が大きい自治体の方が、未実施率が高くなる傾向が見られる。

■ 結果② 実施方法
主管部署は、図書館・図書室が約5割。次いで、生涯学習課・社会教育課など。
実施機会は、集団健診をはじめとする母子保健事業が8割以上となっている。
行政機関が連携して実施している事業となっていることが分かる。

実施している自治体や都道府県ごとの状況については、全国の実施状況をご覧ください