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[福岡県春日市] 手厚いサポートで学生ボランティアを応援!

福岡県春日市のブックスタートには、図書館職員や地域のボランティアに加え、大学生も参加しています。きっかけは、福岡女学院大学のあるゼミから図書館に寄せられた、“学生に地域で学ぶ機会を提供したい”という相談でした。

春日市には、長年にわたり読みきかせや文庫活動を続けてきた地域の土壌があります。ブックスタート事業も、市民ボランティアとともに大切に育んできました。
学生がこの活動に参加することで、市民ボランティア、図書館職員にとっても学びの機会が生まれます。そこで、図書館は学生をブックスタートのボランティアとして受け入れる提案をしました。

手厚い事前講義
しかし、参加する学生の多くは、赤ちゃんと関わる経験がほとんどなく、読みきかせも初めてです。そのため、図書館職員が大学に出向き、まずは事業の意義やこの取り組みを続けてきた背景などについて事前講義を行いました。

事前講義では、意義・背景に加え、絵本の持ち方やページのめくり方といった読みきかせの方法、赤ちゃんと一緒に楽しめるわらべうたや、「赤ちゃんが泣いてしまったときはどうする?」といったことも伝えました。その後、実施の様子を見学。雰囲気や流れを知り、慣れてきた段階で活動に加わります。

当日は、事前にデモンストレーションをしたうえで、職員や市民ボランティアとペアになり、親子に対応します。こうした段階的なサポートが、学生にとって大きな安心につながっています。

赤ちゃんからの学び
学生ボランティアのひとりは、こう語ってくれました。
「ボランティアさんや図書館の方の真似をしてみたところ、赤ちゃんがこちらを向いてくれるようになりました。読み方を変えると反応してくれて、“聞いてくれているんだ”と驚きました。」

また、別の学生からはこんな声も。
「泣かれてしまうこともあるけれど、それも“反応の証拠”として嬉しいです。」

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赤ちゃんを囲む輪のなかに、学生が加わる──。
春日市のブックスタートは、多世代が同じ場に立ち、喜びや学びを分かちあいながら、
「子育てを地域で支える風土」を少しずつ広げています。

取材当日にお会いした皆さん。学生さん(写真両端)と共に活動できることを、図書館の皆さんもボランティアの皆さんもとても嬉しく感じているそうです!