
長年にわたり多様性とインクルージョンの推進に取り組んできたアレックス・ストリックさん(児童書作家)の来日に際し、「図書館」をテーマとした講演&パネルディスカッションを開催します。
登壇者:
【講師・パネリスト】
・アレックス・ストリックさん(児童書作家/イギリス児童書界インクルージョンの専門家)
・吉成 信夫さん(みんなの森 ぎふメディアコスモス 元総合プロデューサー)
【パネリスト】
・阿部 治子さん(公益社団法人日本図書館協会 多文化サービス委員会 副委員長)
・藤澤 和子さん(びわこ学院大学教育福祉学部 教授)
・松森 果林さん(聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザインアドバイザー)
【コーディネーター】
・成松 一郎さん(読書工房 代表)
◆プログラム◆ *日英逐次通訳
1. 講演 「理想のインクルーシブ図書館-イギリスの事例から、未来を描く-」 アレックス・ストリックさん
2. 講演 「にぎやかな図書館はみんなの居場所」吉成 信夫さん
3. パネルディスカッション 「インクルーシブな図書館づくりをどのように実現していくのか」
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日時 :2026年2月15日(日)13:00 – 16:00(開場12:30)
会場 :国立オリンピック記念青少年総合センター・センター棟3階 309号室
(小田急線「参宮橋駅」下車徒歩約7分 ・地下鉄千代田線「代々木公園駅」下車徒歩約10分 )
参加費:1,000円(チケットの事前購入が必要です)
参加受付:チケットのお申し込みはこちらへ※外部サイトに移動します。
定員 :140名(申し込み先着順)
受付締切:2026年2月12日(木)
※ご都合によるお申し込み後のキャンセルおよび返金はお受けしておりません。予めご了承ください。
情報保障について:
前方席、手話通訳、要約筆記など、参加にあたってサポートや環境の調整が必要な場合は、2026年2月5日(木)までにご相談ください。可能なかぎり対応させていただきます。
▷お問合せフォーム
企画・運営:NPOブックスタート/読書工房/出版UD研究会
※アーカイブ配信の予定はありません。
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[概要]
図書館はだれにも開かれているとても大切な場所です。しかし、多様な立場の人が当たり前のように利用できているかというと、目に見えないバリアがたくさんあるのが現状です。
イベントでは、初めにイギリスの児童書作家であり、長年にわたり、児童書における多様性とインクルージョンの推進に取り組んできたアレックス・ストリックさんをお招きし、イギリス図書館の現状とともに、インクルーシブな図書館のあり方について語っていただきます。続いて、「みんなの森 ぎふメディアコスモス 元総合プロデューサー」である吉成信夫さんに、さまざまな立場の市民が語り合い、学びあう“にぎやかな図書館”をつくってきた取り組みについてご紹介いただきます。
2人の講演の後は、聴覚障害当事者、および、知的障害や外国ルーツの人を支援する立場の方がパネリストとして加わり、インクルーシブな図書館をどのようにつくっていくことができるのかについて語り合います。
[登壇者プロフィール ]
アレックス・ストリックさん Alex Strick ▷詳しくはこちら(動画あり)
児童書作家/イギリス児童書界インクルージョンの専門家
イギリスの児童書作家。長年にわたり、児童書における多様性とインクルージョンの推進に取り組む。多様な背景をもつ子どもたちと本の作り手をつなぐ団体 Inclusive Minds を共同設立。児童書の中の障害者表現の質と量を経年調査する公的研究 「Reflecting Disability」の共同ファシリテーターも務める。主な著書に『You Can!』『We Can!』(Otter-Barry Books)、『Let’s Play』(Child’s Play)など。
吉成 信夫さん Nobuo Yoshinari
みんなの森 ぎふメディアコスモス 元総合プロデューサー
「石と賢治のミュージアム」研究専門員を経て、2001年に「森と風のがっこう」を開校。2003年、岩手県立児童館「いわて子どもの森」初代館長。2015年、岐阜市立図書館長。2020年5月、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」総合プロデューサーに就任。現在は、兵庫県明石市の本のまちづくり推進アドバイザー、中部学院大学・同短期大学部客員教授を務めながら、各地の文化的コモンズづくりに関わっている。NHKクローズアップ現代「利用者急増!”にぎやかな図書館” のヒミツ」に出演。主な著書に『賑わいを創出する図書館』(KADOKAWA)、『ハコモノは変えられる!子どものための公共施設改革』(学文社)など。
阿部 治子さん Haruko Abe
公益社団法人日本図書館協会 多文化サービス委員会 副委員長
「むすびめの会」(図書館と多様な文化・言語的背景をもつ人々をむすぶ会)事務局。図書館が外国人にとってのシェルターになるように活動を続けながら、福祉事務所のケースワーカーとして路上生活者や生活困窮者等への相談支援業務にも携わる。主な著書に『多文化社会の社会教育―公民館・図書館・博物館がつくる「安心の居場所」』(共著、明石書店)、『図書館員のための「やさしい日本語」』(共編著、日本図書館協会)など。
藤澤 和子さん Kazuko Fujisawa
びわこ学院大学教育福祉学部 教授
専門は言語・コミュニケーション障害学、特別支援教育。話しことばの使用が困難な人たちへのシンボルを使用したコミュニケーション支援と、知的障害のある人に、LLブックやLLマンガの制作等を通して読書支援やわかりやすさを届ける研究をテーマとしている。主な著書に『LLブックを届ける-やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ』(共著、読書工房)、『公共図書館でできる知的障害者への合理的配慮』(樹村房)など。
松森 果林さん Karin Matsumori
聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザインアドバイザー
一般財団法人日本財団電話リレーサービス理事。公益財団法人日本テレビ小鳩文化事業団 理事。聞こえる世界と聞こえない世界の両方を知る立場から、UDやDE&Iのアドバイスや講演を公共施設からエンターテイメントまで手がける。国の障害者政策の委員も多く歴任。現在は主に羽田空港・成田空港のUD検討委員会等に関わる他、多様なコミュニケーションの研修企画から講師まで行っている。音のない世界での対話を楽しむ体験イベント「ダイアログ・イン・サイレンス」の日本導入時に企画監修として関わり、現在もアテンドと監修をしている。主な著書に『音のない世界と音のある世界をつなぐ-ユニバーサルデザインで世界をかえたい!』(岩波書店)など。
成松 一郎さん Ichiro Narimatsu
読書工房 代表
2004年、読書工房を設立し、読書バリアフリー関連の書籍を出版。専修大学文学部兼任講師(図書館司書課程)。出版関係者と「出版UD研究会」を運営。主な著書に『五感の力でバリアをこえる―わかりやすさ・ここちよさの追求(ドキュメント・ユニバーサルデザイン)』(大日本図書)、『読書バリアフリーサポート入門-誰もが読書を楽しめる社会へ』(共著、読書工房)、『みんなでつくる「読書バリアフリー」-だれもが読める本のかたち』(河出書房新社)など。