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多様性とインクルージョン|英国児童書界の第一人者 アレックス・ストリックさん来日に寄せて

当NPO では2026年2月、イギリスの児童書作家であり、長年にわたり多様性とインクルージョンの推進に取り組んできたアレックス・ストリック(Alex Strick) さんを迎え、講演イベントを開催します。

1.イギリス児童書界から学ぶ。伊藤亜紗氏との特別対談も
2/12(木)    【講演&対談】 ともに生きる世界を描く~児童書がひらくインクルーシブな未来
※終了しました
2.“だれもが利用できる図書館”とは?国内外の専門家が語りあう
 2/15(日) 【講演&パネル討論】みんなでつくる インクルーシブ・ライブラリーの可能性
※終了しました



Putting the ‘children’ into children’s books
子どもの声を本づくりの中心に

どの子も本の中に自分の姿を見つけられるように。
ストリックさんは、長年にわたり「児童書の中で描かれる子どもの姿」に目を向けてきました。子どもが本の中に自分自身を見出すことは、その子が社会に確かに存在し、受け入れられ、大切な存在であることを伝えることにつながる。そして、多様な背景をもつ子どもたちが自然なかたちで描かれた児童書は、 子どもたちの「世界の見方そのもの」を形づくっていく――。ストリックさんはそう語ります。

1990年代半ば、ストリックさんはイギリスのブックスタート推進の責任者として、活動を全国規模のプロジェクトへと成長させました。その後、別の団体において、障害のある約100人の若者とともに活動する全国規模のプロジェクト運営に携わります。
こうした経験を通して、児童書を本当に包摂的(インクルーシブ)なものにするためには「当事者としての経験」を本の中に丁寧に届けていくことが欠かせないと考えるようになりました。そして2013年、「多様な背景をもつ子どもたち」と「本の作り手」をつなぐ団体 <Inclusive Minds>を設立します。

講演でストリックさんが語るのは、単に「登場人物をもっと多様に」という提案ではありません。障害をどのように描くことができるのか、そして子ども自身が自然に共感できる描き方とはどのようなものなのか ――その問いを具体的な実践や事例を通して掘り下げていきます。

<ストリック氏の主な取り組み>
・ 英国ブックスタート、推進責任者として活動を全国規模へ拡大(1990年代半ば)。
・ 障害のある若者と協働する全国プロジェクト(ウィズ・キッズ Whizz Kidz)に携わる。
・ 児童書における障害表現調査・検討プロジェクトを主導(2005年ロアルド・ダール財団支援)
「Inclusive Minds」共同設立、児童書の多様性推進(2013年)
・ 児童書における障害者の表現に関する公的な調査研究「Reflecting Disability」共同ファシリテーター。
・ 作家・評論家としても活動。
・ webサイト:https://www.alexandrastrick.co.uk/

<著書>
『You Can!』(絵.Steve Antony, Otter-Barry Books, 2021)
子どもたちとの対話から生まれた絵本。挑戦する勇気や、夢を信じる力を、子どもたちが成長する姿とともに描く。
・『We Can!』(絵.Steve Antony, Otter-Barry Books, 2024)
今よりも安全で、地球にやさしく、互いを大切にする場所――。子どもたち自身の声をもとに、彼らが暮らしたいと願う世界を描いた一冊。
・『Let’s Play』(絵.Annie Kubler; Sarah Dellow, Child’s Play, 2025)
さまざまな手触りを楽しめる赤ちゃん向けしかけ絵本。絵本をひらき遊ぶ喜びが感じられる一冊。


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