「いっしょにえほん 写真コンテスト2025」 へのご応募、ありがとうございました!
応募総数255点から受賞作品が決定しました。
大賞および選者賞を、選者からのコメントとともにご紹介します。
◆入選作品はこちらから
<大賞> 愛知県 yumi さん「つながる声」

ばぁばに抱っこされて、大好きな絵本を読んでくれたのは、ひいばぁば。 かつてはパパも、この声でいろんな絵本を読んでもらっていたそうです。 見つめ合うふたりの姿があたたかくて、家族の時間がゆっくり繋がっていくのを感じました。
選者コメント
かさいまりさん:赤ちゃんの、ひいばぁばを見つめる真っ直ぐな表情がとてもいいです。絵本を通して、家族にすべてを委ねている安心感が、赤ちゃんから感じられます。歴史を繋いでいるという撮影者の感謝に包まれた一枚ですね。
金柿秀幸さん:長く受け継がれていく家族の時間が、ぎゅっと凝縮された写真。絵本は赤ちゃんと大人をつなぐものと言われますが、この絵本を通して四世代がつながった、すごい瞬間。やっぱり、いっしょにえほん、いいですよね〜。
きなこさん:見えるもの、聴こえるもの、感じるもの、全てを純粋な瞳で、全身でキャッチしているお子さんの姿に心奪われる一枚でした。「いっしょにえほん」の時間を通して、世代がつながっていく温かさにも触れられる、心温まる大切なひとときですね。
NPOブックスタート:四世代にわたる家族の物語。過去から受け継がれる「愛情のバトン」がひぃばぁばの「声」に乗って、赤ちゃんに届けられていることを感じます。赤ちゃんのまなざしから「バトン、しっかり受け取ったよ」という声が聞こえてくるようです。
※yumi さんには、受賞作品を元にしたオリジナルイラスト(by 山口みれいさん)と、オリジナル図書カードをお贈りします。
<かさいまり賞> 宮崎県 にこはる さん「さんにんといろ」

13年前の写真です。今、僕は社会人になり、妹は高校の寮生活で弟は中学生と、3人ともバラバラの生活を送っていますが、会えば色々なことを話す仲の良い兄弟だと思います。大人になって思い出すと、毎日絵本を読んで貰ったことが有り難く、この写真を撮った母の笑顔が想像できます。おかん、ありがとう。
かさいまりさんコメント:絵本と3人の兄弟の間にある、あたたかな空気感。その日々の積み重ねから、それぞれの今があるという、過去からの贈り物みたいな一枚の写真です。絵本は、きっとこれからも3人に寄り添っていくでしょう。
<金柿秀幸賞> 愛知県 優子 さん 「雨の日、家族で読書」

雨の日の休日、 振り返ったら3人がこんな体制で本を読んでいました。 なぜ娘は肩車されている? パパはプリキュアの本読んでる? 部屋に洗濯物干しすぎだし、襖破れすぎでしょ(息子の仕業) 我が家の日常です。
金柿秀幸さんコメント:なんで肩車??なんでか、しっくり落ち着くんでしょうね。パパの上にのっかって、こんなふうに本を読んでいたこと、
<きなこ賞> 宮城県 さくさく日記 さん 「いないいないばあ!!!」

まだ産まれて1ヶ月ちょっとだけど絵本が大好きな朔さん! ママとお歌を歌いながら絵本を読むといつもニコニコ。 反応が良すぎてパパもママもたくさん絵本を買っちゃいそうです…
きなこさんコメント:ママとお子さんの楽しそうな笑い声がこちらにも聞こえてきそうな一枚。きっとレンズ越しにパパも笑顔になっていることでしょう。「いっしょにえほん」の時間が、ママやパパにとってもホッと心が安らぐ幸せな時間になりますように。
<NPOブックスタート賞> 千葉県 petit-co さん 「お気に入りの場所♪」

パパやママが着ている服のイラストをじっと眺めるようになった生後5ヶ月。 そろそろ絵本が読めるかな?と、読んであげると興味津々! ページをめくるたびに変わる表情を楽しめるので、おなかの上で読むスタイルがパパとママのお気に入り♪
NPOブックスタート コメント:こんな姿勢で絵本を楽しめるのは、ほんの短い時期だけかもしれません。赤ちゃんにとって「パパのおなか」は安心の特等席。そして、赤ちゃんの表情をいちばん近くでひとりじめできるこのスタイルは、パパにとっても最高の「しあわせのかたち」ですね。
※各選者賞を受賞された方々には、受賞作品のオリジナル図書カードをお贈りします。