
ブックスタートでは、すべての親子に絵本を介して心ふれあうひとときを届けます。その具体的なきっかけとして家庭でもすぐに読めるように、絵本が入ったブックスタート・パックを手渡します。絵本のタイトルや冊数、その他アイテム(アドバイス ブックレット、バッグ、各地域で作成した資料)など、パックの内容は各自治体が決定します。
なお、絵本、アドバイス ブックレット、布製バッグは、NPOブックスタートから購入できます。絵本のみ、アドバイス ブックレットのみ、布製バッグのみの注文も可能です。
※価格や注文方法等は自治体向けに発行している「ブックスタート 購入ガイド」でご案内しています。詳しくはお問い合わせください。

ブックスタート・パックには、絵本が必ず入ります。 NPOブックスタートでは、事業を行う自治体に対し、独立・中立的な選考会議(3年ごとに開催)で選ばれた「ブックスタート赤ちゃん絵本」(30タイトル)を、非営利価格で提供しています。選考会議について詳しくはこちら
■「非営利のしくみ」による絵本の提供
出版界の合意による「特別な価格と流通」
「ブックスタート赤ちゃん絵本」は、提供出版社に得失のない「非営利支援価格」で、かつ、通常の書籍流通と異なり、出版取次会社や書店を経由せず、出版社から直接NPOブックスタートに提供されます。そしてブックスタート事業で親子に手渡す絵本として、自治体に非営利価格で提供されます。ブックスタートのための、この一連の流れを「非営利のしくみ」と呼んでいます。 このしくみは、日本にブックスタートが紹介された2000年の「子ども読書年」の際に、出版界(出版社・出版取次会社・書店)がこの活動を応援することを確認して行った「ブックスタート・パックの絵本提供のしくみからは直接的な利益を得ない」という合意に基づき、多くの出版関連各社の理解と協力に支えられ、運用されています。
しくみの活用が事業の充実に
NPOブックスタートは、この「非営利のしくみ」によって、絵本などのブックスタート・パックを自治体に提供し、その販売収益により、財政的にも自立した形で組織を運営しています。そして、各種資料の発行や研修会の開催、多言語や障がいのある方へのサポートなど、様々な取り組みを行い、各地のブックスタート事業を支援しています。各自治体に「非営利のしくみ」が活用されることで、全国各地のブックスタート事業の普及と充実が支えられています。
※「非営利のしくみ」の適用範囲
・NPOブックスタートを通じた「“最初の”きっかけづくりの機会」で手渡される絵本にのみ適用されます。
・図書館の蔵書や、フォローアップ事業(ブックスタートプラス、セカンドブックなど)で再度手渡される絵本には、適用されません。

「赤ちゃんと絵本を開く時間の楽しさ」を、伝える冊子です。イラストをふんだんに盛り込むことで、関心の程度に関わらず、すべての保護者が楽しさを実感できるよう工夫しています。 (企画・発行 NPOブックスタート / 構成・絵 スギヤマカナヨ)
※内容の一部はこちら

<多言語版>
日本語以外を母語とする保護者へ活動の趣旨を伝えられるよう、ブックレットを9言語に翻訳。
英語/中国語/韓国語/ポルトガル語/スペイン語/タガログ語/タイ語/ベトナム語/ネパール語
※日本語との併記です。内容の一部はこちら


絵本画家・黒井健さんデザインのロゴマークをプリント。紙芝居が縦に入り、図書館バッグとしても活用できます。バッグを目印に、保護者どうしが交流するきっかけにもなります。

各自治体で作成されます。絵本リストやおはなし会の案内のほか、子育て支援機関の一覧など、子育てに役立つ資料も入ります。