ブログ

ブックスタートを体験した中国人お母さんの声 ~NHK国際放送の取材を受けました

 
法務省の調査によると、日本に住む外国人の数は、2019年末には約293万人と過去最多。
ほぼ毎年増えていて、30年で約3倍になっているそうです。
 
ブックスタートの会場でも、様々な国の方にお会いしたり、言葉を耳にしたりすることが増えてきました。
各自治体が赤ちゃんにプレゼントする絵本は、基本的に「日本語」のものですが、
母語が異なる方も、受け取った絵本を楽しめるよう、当法人では様々な取り組みを進めています。
 
外国語を母語とする親子のために(1) (2) (3) 
 
この取り組みに関心を寄せてくださった、NHK国際放送局より取材をうけました。
中国語での放送となりますが、こちらからお聞きいただけます。
 
NHK国際放送(ラジオ)「四海兄弟」ウェブサイト 
 
ブックスタートで絵本を受け取った、お二人の中国人お母さんもインタビューに答えています。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・
 
お一人目は5年前から茨城県古河市にお住まいの、1歳のお子さんのお母さん。
赤ちゃんに絵本は早いのでは?と思っていたそうですが、
ブックスタートは、お子さんへの絵本選びのとてもよいヒントになったとのこと。
受け取った絵本は、毎日のように楽しみ、既にページが外れてしまったりもしていますが、
テープで修理して読んでいるそうです。
 

お二人目は、静岡県浜松市にお住まいで、現在5歳になるお子さんのお母さん。
ご主人は日本人で、お子さんの母語は日本語です。
ご自身も、日本語に不自由はありません。
しかし、母語である中国語も大事にされたいとの思いからから、
ブックスタートは中国語の通訳がつく日に参加されました。(※)
ブックスタートは、ゆっくりと絵本に触れる機会になった上に、
中国にルーツを持つお母さん方や赤ちゃんたちにも出会うことができ、
よい思い出として記憶に残っているそうです。
 
※浜松市ではブックスタートに通訳がつく日を設けるなど、様々な取り組みを行っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
ニュースレターNo56 多文化共生の実現にむけて 
ブックスタート研修会in静岡 浜松市事例報告 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・
 
中国語でのインタビューではありますが、お二人の声のトーンや息づかいから、
お子さんとの絵本のひとときを楽しんでいる様子が伝わってくるように感じました。
 
ちなみに、番組名「四海兄弟(しかいていけい)」は論語の言葉。「四海」は、四方の海。
つまり、世界中のこと。世界中の人々が、相手を尊重し、真心を持って接すれば、
みな兄弟のように仲良くなれるという意だそうです。
 
5年ほど前に、多文化共生について研究されている先生のお話を伺う機会がありました。
そこで学んだことは、相手や自分自身を「尊重する」ことの大切さ。
改めて思い返してみると、「四海兄弟」という言葉に通じるものがあったように思います。
 
次回は、先生から学んだことをご紹介します。

ページトップへ