各地のブックスタートのやり方を発表する、事例紹介プログラム。 報告の2回目は、6月4日鹿児島会場より、宮崎県小林市の取り組みについてお伝えします。 ********* 小林市からは、市立図書館の窪谷江利子さんと、ブックスタート・ボランティアの坂下実千代さんが登壇。 読書推進の枠組みを超え、市全体で子育てをしていこうという思いを具現化する事業として、ブックスタートに取り組んでいる様子をお話しくださいました。 ↑ 会場からの
絵本をひらく楽しい「体験」と「絵本」をセットでプレゼントするブックスタート事業。全国各地で取り組まれていますが、どこの課が事務局になるのか、どんな立場の人が関わるのかなど、そのやり方は様々です。 そのため研修会では、いくつかの自治体から、実施の様子を紹介してもらうプログラムを導入。参加者が、自分の地域でも取り入れられそうな事例を知ったり、課題解決への糸口を見つけたりする機会となっています。 今年は鹿児島会場と広島会場で、各2自治体のブックスタート関
取材や見学で全国各地を訪問し、お会いした方々からお聞きしたお話の中から、心に残った[VOICE]を紹介します。 ■広島県 府中市子育て支援センター センター長 正畑光代さん 『絵本に救われた避難所での生活』 ―2018年7月の西日本豪雨では、府中市でも大きな被害が出て、子育て支援センターに併設された保育所が避難所になったそうですね。 正畑さん 多くの市民の方が避難されてきて、小さいお子さんを連れたご家族も
前回ご紹介したシンポジウム「語り合おう!読書バリアフリーのこれから」の会場では、様々なバリアフリー図書が展示され、実際に手に取ることができました。 点字つきさわる絵本、布の絵本、拡大写本、LLブック、マルチメディアDAISY、録音図書などです。 このコーナーに、ブックスタートで取り組んでいるバリアフリーとして、資料を展示させていただきました。 点字/拡大文字版 趣旨説明資料 &n
読書バリアフリー。 皆さんは、「バリアフリー」と聞いて、何を最初に思い浮かべますか? まず点字ブロックや車椅子用スロープなど、物理的な面でのバリアフリーを思い浮かべるのではないでしょうか? しかしバリアフリーには、物理的な面だけでなく、文化や情報面でのバリアを取り除く取り組みもあります。 その一つが、「読書」における「バリアフリー」です。 今回、「読書バリアフリー」について学ぶため、シンポジウム「語り合おう!読書バリアフリーのこれから
2019年6月に、鹿児島と広島で開催したブックスタート研修会。 今回はワークショップの様子をご紹介します。 ************* ワークショップ 「ブックスタートを行う意味を考える」 ************* 参加者が小グループに分かれ、席替えをしながら対話を進める「ワールド・カフェ」を行いました。 「あなたは、何が、ブックスタートの良さだと思いますか?」という問いで始まった広島会場。 あるグループでは、 「健診
2005年度から都道府県ごとに行っている『ブックスタート研修会』。 活動に関わる図書館員、保健師、子育て支援関連部署の職員、市民ボランティアなどが一堂に会し、ブックスタートへの共通理解を深めたり、近隣自治体や立場の異なる人どうしの意見交換の場として好評です。 そんな研修会が、6月4日(火)の鹿児島、そして25日(火)の広島で30回目を迎えました。今年度も、自治体職員や市民ボランティアなど、2日間で100名を超える方が参加。当日の様子を4回にわたってご紹介します。