9月25日(木)、
ブックスタート研修会in岡山「出会う・つながる・語りあう」を開催しました。
会場は、烏城といわれる岡山城にほど近い、岡山県立図書館。
本研修会は、その開館10周年を記念する協賛事業の一つとして開催しました。
当日は、県内のみならず、鳥取県、香川県などの県外からも、
たくさんの方がご参加くださいました。
プログラムでは、プロローグとして、
NPOブックスタートよりブックスタートに関する基本情報をご紹介した後、
岡山県内の事例報告として、瀬戸内市の取り組みについて
瀬戸内市 教育委員会社会教育課・市立図書館 司書 横山ひろみさん、
子育て支援課 福田子育て支援センター 保育士 宮田宮子さんのお二方より、
紹介していただきました。
教育委員会が事務局となり、健康づくり推進課、子育て支援課、図書館と連携しながら、
ブックスタートを行っている瀬戸内市。
ブックスタート以降も、子育て支援センターで絵本の読みきかせや、
図書館司書による絵本講座を開催したり、
保育園に移動図書館車が巡回するなど、様々な取り組みを行っています。
ブックスタートを通じて、各課がつながっていることで、
その後の事業にも広がりが生まれているそうです。
「ブックスタートでお会いした親子に再会すると、
“大きくなったね”と、私も思わず笑顔になります。
保護者の育児に寄り添い、子どもの成長を皆で喜びあう。
その原点が、ブックスタートにはあると思います」と横山さん。
これからも、皆さんで協力しながらブックスタートを続けていきたいと、
話してくださいました。
続いてのプログラムのテーマは、「ブックスタートを語りあおう」。
今回は、4~5人のグループに分かれて話し合った後、
テーブルを移動し、メンバーの組み合わせを変えて更に話し合う
“ワールド・カフェ”という手法を用いて、お互いの思いや経験を共有しました。
「ブックスタート」という同じ活動をしていても、
対象となる赤ちゃんの月齢や出生数、実施機会や関わるスタッフの人数など、
本当に様々です。
そうした皆さんとの出会いを楽しみながら、
どなたも楽しそうに、時には真剣な面持ちで、語り合っていらっしゃいました。
最後に皆さんにご記入いただいたアンケートでは、
「たくさん話せて、聴けてよかったです」
「各地で頑張っている方に、元気をいただきました」
「視野が広がりました」といった感想をお寄せいただきました。
ブックスタート研修会は来年度も、また別の地域で開催を予定しています。
近隣で開催の際には、是非ご参加ください。