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山梨県北杜市のブックスタートを見学しました!

八ヶ岳や南アルプスなど、雄大な自然に囲まれた山梨県北杜市。その面積は、県内一を誇ります。
12月11日、北杜市のブックスタートを見学させていただきました。
 
ブックスタートが行われるのは、7か月児相談。心地よい陽の光が差し込むお部屋に、親子がやってきました。
まず最初に、ボランティアさんが赤ちゃんに絵本を読みきかせ。絵本に興味津々の赤ちゃんを見て、保護者が嬉しそうにしていました。
 
 

 
 
北杜市では、8種類の絵本の中から1冊をプレゼントします。
保護者が、図書館職員と相談しながら絵本を選んでいる間も、ボランティアさんが赤ちゃんに絵本を読みます。
 
 

 
 
耳を澄まして優しい声を聞き、絵をじっと見ている赤ちゃん。1冊を読み終えた頃には、2人はすっかり仲良しになっていました。
 
ブックスタートでは、事業の趣旨や図書館のイベントも一人一人に案内をします。クリスマスおはなし会のことを聞いて、「行ってみたい」と興味を持たれた保護者もいらっしゃいました。
図書館案内には、乳幼児のための設備が、マークでわかりやすく紹介されています。
 
 

 
 
北杜市のブックスタートは、事業開始から15年以上が経ちました。
旧町の頃から活動に携わってきたあるボランティアさんが、素敵なお話をしてくださいました。
 
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『活動を続けてきたことで、変化を感じている』
 
ブックスタートが始まったばかりの頃は、保護者から、絵本を読むことについて、勉強のためのような感覚で質問をされて、「字を覚えさせようということではないんですよ。赤ちゃんと一緒に楽しい時間を持ってください、ということなんですよ」と説明を加える場面が多くありました。
 
また、お家での様子を聞いても、「全然聞いてくれないんです」「読んでいてもハイハイしてどこかへ行ってしまいます」「読むのが下手なので」と、絵本は、赤ちゃんをきちんと座らせて聞かせなければいけない、というイメージで話をされる方が多かったように思います。
 
でも地道に活動を続けてきたことで、ここ1-2年は、そうした話を聞くことがほとんどなくなりました。
 
「家でも絵本をよく見ています」とか、「お兄ちゃんやお姉ちゃんが読んでくれるんです」といった、最初の頃はまったく聞かれなかった、「絵本を一緒に楽しんでいます」という話を、当たり前のように保護者がしてくれて、赤ちゃんと絵本を読むことへのイメージが変わったと感じています。
 
赤ちゃんとの絵本の時間は、‟座って読まねばならぬ“でなくてもいいんです。
横でハイハイをしていても、保護者が好きな絵本を読んであげるだけで全然違うんですよね。
 
そうしたことへの理解が、ブックスタートや、おはなし会などの活動を通じて、北杜市の親子の間に定着してきたのではないでしょうか。
やはり‟続ける“ということは、すごいことだと思います。
 
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ブックスタートでもらった絵本を、「赤ちゃんがかじった痕に日付を記入して、大きくなったら渡したい」と、大切に持っている保護者もいらっしゃるそうです。
 
 

 
 
絵本を自由に楽しんでください、というメッセージを、ずっと丁寧に、親子に届けてきた北杜市の皆さん。
貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました!(O)

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