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ブックスタート研修会in静岡を開催しました!

10月19日(月)、ブックスタート研修会in静岡を開催しました。
当日は、自治体職員、ボランティアさんを中心に、81名がご参加くださいました。
 

 
午前プログラムでは、三島市・沼津市・浜松市の担当者より
それぞれの地域の取り組み事例を紹介。
午後プログラムでは、「ブックスタートを語りあおう」と題し、
グループに分かれた話し合いを行いました。
 
 
【事例紹介:静岡県三島市】
三島市立図書館 渡邉基史さん


 
2002年から、3か月児健康教室でブックスタートを行っている三島市。
図書館を中心に、保健センターやボランティアが協力しながら活動しています。
 
三島市のブックスタートで大切にしているのは、
一組ずつの親子に丁寧に対応していくこと。
赤ちゃん一人ひとりにあわせて声を掛け、読みきかせをすることで、
保護者は我が子のかわいらしい様子を見られるだけでなく、
絵本を読んでもらう心地よさを感じ、「やさしい気持ち」になることができます。
 
「ブックスタートでは、市内のほぼすべての赤ちゃんに絵本を配付することができる。
しかもそれをどのように活用できるか、一人ひとりに伝えることができるのです。
これは本当に意義のあることだと感じています」
 
今後も充実した形で事業を継続していくためには、
事業に対する理解を広く得ていくこと、
ボランティアと思いを共有し、協力を得ながら実施していくことが
不可欠だと感じているそうです。
 
 
【事例紹介:静岡県沼津市】
沼津市子育て支援課
せんぼん子育て支援センター 長澤あすかさん


 
児童虐待など、子どもをめぐる様々な社会問題が存在する中で、
その予防策を模索していた子育て支援課が中心となり、
2010年に事業を立ち上げた沼津市。
7か月児健康相談で行うブックスタートのみならず、
2歳児歯科健診や、各地区を巡回する子育てサロンにおいても、
絵本を介した親子のかかわりを応援する取り組みを行っています。
 
「健診は“子どもをチェックされる場”と感じる保護者もいるようで、
緊張した様子の方も以前は多くいましたが、
ブックスタートが始まったことで、健診の雰囲気が和やかになり、
保護者の表情も和らぐようになりました」
 
沼津市では「すべて」の親子に出会い、支援していくことを大切に考えています。
必要に応じて、健診に来られなかったご家庭を訪問することもありますが、
そうした親子ほど、支援が必要なケースも多いため、
今後もこうした取り組みを、着実に行っていきたいと考えているそうです。
 
 
【事例紹介:静岡県浜松市】
浜松市立中央図書館 高瀬理子さん


 
2005年に12市町村の合併により誕生した浜松市は、人口約80万人の政令指定都市。
ブックスタートは多くの自治体で0歳児の集団健診で行われていますが、
浜松市では、0歳児健診を小児科等で個別に受診する体制がとられているため、
様々な協議を重ねた結果、現在は市内25か所
(図書館・保健福祉センター・ショッピングセンター)を会場に、
ブックスタートのための機会を設け事業を行っています。
 
参加者の満足度は非常に高く、その後、図書館で行っている
「えほんとわらべうたの会」に継続的に来てくださる方も多くいます。
しかしながら、現在の参加率は約6割。
今後は今まで以上に、PRに力を入れ、開催日や会場についても、
親子が参加しやすいよう調整していく必要性を感じています。
 
また、市には外国語を母国語とする方が2万人以上住んでおり、
外国籍の赤ちゃんが毎年200人以上誕生しますが、
こうした方のブックスタートへの参加は、かなり少ないのが現状です。
そこで今年度から、市の国際課、多文化共生センターと連携し、
事業の趣旨やわらべうたの説明を通訳付きで行ったり、
4言語に翻訳した資料を用意するといった取り組みも試験的に行うことになりました。
 
「ブックスタートに関わった人は皆、絵本の楽しさを共有する“幸福感”を
強く感じているに違いありません。
それを拠り所に、今後も様々な課題に向き合っていきたいと思います」
 
 
【ワールド・カフェ「ブックスタートを語りあおう」】
4~5人のグループに分かれ、席替えを繰り返しながら話し合う
「ワールド・カフェ」の手法を用いて、お互いの思いや経験を共有しました。
 

 
参加された方からは、
「いろいろな立場、地域の人と話ができて楽しかった」
「自分の考えを改めて言葉にすることで、様々な発見がありました」
といった感想をお寄せいただきました。
 
ブックスタート研修会は来年度も、別の地域で開催致します。
近隣で開催の際には、是非ご参加ください。

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